マスクとわんこ
「マスクとわんこ」
急に暖かくなったり、寒くなったり
そんな日が続くころ、
私に春を知らせるものがやってきます。
それは花粉症です。
私が中学生のころから数十年の付き合いです。
散歩の時のアイテムが増えます。
マスク。
マスクを見ると忘れられない出来事があります。
うちのわんこは、私の使用済みマスクを
ポケットやらバックから見つけて
カミカミされてしまうので
万が一食べてしまうと大変なのです。
(マスク好きなわんちゃん多いようですね)
バッグの置き場所、
マスクは蓋付きごみ箱と家では
決めていたんです。
その日はわんこの大好きなおうちに遊びにいって
楽しく過ごしていました。
気が付くとなぜかうちのわんこが
マスク加えて遊んでる。
バッグにはひもで締めるタイプのリュックで
ひもも縛っていたのですが、
その中になんとか口を突っ込んで
見つけていたのです。
そこからは友達と一緒になんとか
マスクを放してもらうように
あれや、これやと四苦八苦してましたが、
わんこはむしろ遊んでいるかのように、
楽しんでいました。
そしてついに、とられると思ったのか
飲み込んでしまったのです。
「しまった…」
すぐに病院を調べるも、いきつけは定休日、
友達に教えてもらった病院に駆け込みました。
「まず吐き出すための薬ででくれば
それでいいですが…出でこなかったら、
全身麻酔で内視鏡でマスクをとります。
それでとれなかったら、開腹手術です」と。
私の中でマスクの認識が甘かったんです。
何度かそういうことがあったのですが
おやつなどでマスクを
取り返すことができてたので。
しばらく待つと
「薬では出てこなかったので、
内視鏡でとってみます。」
時間がかかるということで
お友達の家で待つことに。
数時間後、電話があって迎えに行くと
内視鏡でとれましたと言われとりあえず
「よかったー」(T_T)
多くの犬猫さんがゲージに入れられてる部屋に
入るように言われました。
そこには横たわって、舌をだして、
動かない、見たことない我が子の姿が…
私が泣いていると、来たことに氣づいた
我が子が麻酔でフラフラしながら
立ち上がってしっぽふってました。
この時のこと思い出すと、申し訳なく、
でも、今元気でいてくれて
それだけでありがとうという
気持ちになります。
うちの子は初めての場所、
ほかの犬が吠えてる状況に
少しパニックになってるようで
ブルブル震えながら、抱っこしてくれと
足にしがみついてきたので、
抱っこしてごめんねって伝えました。
その時に獣医さんから言われたんです。
「今、犬をお座りさせられる?」って。
普段はお座りはします。
しかしこの状態で?
私はこの人何言ってるのだろうと思いながら
「いえ、こんな状態ではしないと思いますが。」
というと
「そんなお座りもさせられないからダメなんだよ。
だから誤飲させるんだよ」って言い放たれました。
その時は
「こんなに反省してるのに、
そんな言い方しなくていいやん!」って
わけのわからない涙がでてきました。
今、メンタルドッグコーチの
勉強して氣付きました。
反省するのは
あの状態でお座りさせられない私でもないし
もちろんお座りしないわんこでもないし
バッグを高いところに置かず、
床に置いた私でした。
つまり、いつでも人間の指示に従える
犬にする必要があるのではなく
人間が犬と安全に暮らすために、
人間が工夫をして、注意すること
が大切なのです。
数年越しに氣付けてスッキリしました!
しかし、獣医さんもっと言い方なかったのかな……