ありがとう

ありがとうの意味が「有り難い」という

「あることが難しい」ということで

「めったにないこと」という意味である

ということを教えてもらった。

私が中学生の時、国語の時間だった

 

その先生は初めて担任を持ったのが私たちのクラスで

お互いに思い出深い時間を共にした

まだまだ若かった先生はなんにでも全力で

ぶつかってきてくれた

 

中学生という多感な時期に

本当に大切なものは何なのか

どう生きるべきなのか

大切なことをたくさん教えてくれた

とても純粋でまっすぐで大好きな先生だった

 

それから先生はずっと先生を続けている

その間、結婚式には参加したり

節目には電話したり

悩んだ時には正直な気持ちを手紙に書いたり

偶然に誕生日に電話があったと思ったら

素敵なプレゼントが届いたり

そんな関係を卒業以来続けてきた

 

 

その先生がちょうど定年の年になった去年の春

私たちは同窓会をしようと考えていた

それがなかなか進まないでいて・・・

こんな時期になってしまい同窓会は

白紙に戻ってしまった

 

 

申し訳なく思っていた

 

そんな時に先生から手紙が届く

いつもの達筆な字

開けてみると可愛らしいデザインが施された

マスクが入っていた

 

 

先生、私もうそんなに可愛いマスク

似合わない年になったんだけどね(笑)

 

手縫いしてくれていた

 

あの日の授業を思い出す

有り難い

その意味を体で感じた

 

 

 

今、人は自分のことでいっぱいだ

今までにない事が起こっているから

不安でいっぱいなのだ

 

 

そんなときに自分を心配してくれている

人がいるということ

 

先日も何年も会っていない遠くに住む友人から

手作りマスクを作ってくれたな

 

 

有り難い

めったにないことだ

 

 

人はひとりでは生きていけない

多くの人のおかげで生きている

 

 

心からの

ありがとうの

意味を知った氣がした

 

 

仏教では「自利利他」という言葉があるそうだ

 

自利は自分の幸せ

利他は他人の幸せ

 

自分の幸せが他人の幸せになり

他人の幸せが自分の幸せになる

 

ということ

 

 

色んな事に感謝できる人が幸せで

こんな時だから

他人のことを思う人が幸せなんだと思う

 

 

私の周りには幸せな人で囲まれている

 

ありがとう

 

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