あなたはあなた、わたしはわたし

「あなたはあなた、わたしはわたし」

 

私は悩みがありました。

散歩で行く公園に猫のエサを置く人がいるのです。

うちの犬が拾い食いをしてしまうので

万が一猫が嫌いな人がそれに毒になるものを

かけていたら?

一度お腹を壊したこともあるので困ってました。

それがアドラーの「課題の分離」で

スッキリしたのです。

 

 

アドラー心理学が子育て世代に広がったのは

親子関係に悩む人たちに、知っていると楽になれる

からだったのではないかと私は思います。

 

 

 

「課題の分離」を簡単にいうと

ある課題があるとします。

自分がコントロールをできること

自分がコントロールできないこと

この二つに分けて考えます。

 

そしてコントロールできることについては

そのある課題が好ましい結果に

つながるようになるべく努力をする。

 

そしてコントロールできないことは

関心を持たずにとらわれない。

 

ただそれだけです。

 

 

親子関係で考えてみましょう。

息子はサッカー選手になりたいので

サッカーの強豪高校に行きたいと思っている。

母親はサッカー選手になれるわけないと

思っていて大学進学に有利な高校へ

進学してほしいと思っている。

母親は毎日毎日そのこと考えて悩んでいる。

 

まず他人(ここでいう他人は自分以外です)は

自分の思い通りになるとは考えません。

他人の課題にも土足で踏み込みません。

 

サッカーの強豪校に行きたいのは

息子の課題です。

母親のできることは、自分の経験から

大学やその先を広い視点でアドバイスしたり

することはできるでしょう。

でも他人の意志を変えることはできません。

そう考えるとこの母親が息子を変えようと

毎日悩んでいるより

息子にとっていい方向にいけるように

どんなアドバイスできるか考えて

過ごしてた方がいいですよね。

そして最後に決めるのは息子なんです。

 

もしその夢を捨てて進学し、

母親の言う通りにして

息子は自分の人生を生きれてるのでしょうかね。

もしかしたらあの時って

いつまでも後悔するかもしれません。

 

 

課題の分離ができるととても楽になります。

子どもに「勉強しなさい!」と何度もいう。

やってませんか?私はいいました!(笑)

 

勉強をやるかどうかは子の課題

なので母親としては

どうしたら勉強に向かうか努力して考える。

これだったんですね。

ご褒美でつる!とか

イケメン家庭教師つれてくる?とか(笑)

 

 

さて冒頭書きました、猫エサ問題。

猫のえさを置くことと

うちの犬が拾い食いすること

は別の問題だったんですね。

 

猫のえさを置くことを辞めさせることはできません。

では私の課題は?

犬に拾い食いさせないことです。

 

猫エサに腹を立ててた私がいたんです。

それは私に関係なくて

拾い食いさせなきゃいいんです。

はい解決!

 

 

例えば、犬が散歩中におじさんに吠えたとします。

飼い主にとってできることは

吠えないようにおやつで気を引くとか

道を変えて避けるとか

それでも吠えたら

そのおじさんに心から謝るとかです。

 

それでもしそのおじさんが怒ってきたら?

それはおじさんの課題です。

おじさんが許さなくても、自分でできることやって

心から謝ったのなら、あとはおじさんの課題です。

 

課題の分離で考えると楽になりませんか?

 

「あなたはあなた、わたしはわたし」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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