私、いいひと辞めました

「私、いいひと辞めました」

 

「ねえ、ママ、みてみて!こっち!」

 

子どもがお母さんに注目してほしい

褒めてもらいたい、そんな感情で

お母さんに一生懸命話しかけます。

よくある風景です。

 

人間には他人から認めてもらいたい

という感情を持っています。

それを「承認欲求」といいます。

 

承認欲求は誰でも持っているもので

行動の動機になることから

程度によってはいいこともあります。

 

例えば、子どもが親に褒められたくて

勉強を頑張ってテストでいい点をとるとか、

会社で大好きな上司に認められたくて

新入社員が成績をあげるとか、

そんな動機になるなら悪いものではありません。

 

しかし、承認欲求が強すぎる場合、

また、周りから認められない人が

SNSで目立ちたいとバイトテロのように

アイスのケースに入って、

みんなから「いいね」もらったり

注目されたことが嬉しいという

迷惑な形であらわれてしまいます。

もしくは、

自分の不幸話や体調不良の話して

かまってもらいたいとか

心配してほしいって

そういうタイプもいるようです。

身近なものだと

ブランドバッグを自慢するとか

過去の栄光の話を繰り返すとか

そんな人も承認欲求からそうなります。

 

 

前回のブログに書いたように

私のような承認欲求はこうでした。

「ひとりっこでダメな母親と思われたくない」

つまり

「しつけをちゃんとできる母親に見られたい」

っていう欲求をもっていました。

それで子どもを叱っていたとしたら。

それは、子どものためではなくて

他人の目を気にして、しつけも出来てない親に

見られたくないという自分のために

叱っていたことになります。

あの頃の自分に諭したい…

 

アドラー心理学ではこの承認欲求を

満たすために生きることを否定しています。

つまり

「こう思われたい」

「こうおもわれたくない」という

他人からの評価を手放して

自分の人生を生きようということです。

 

私が子育て中にこのことを知っていたら

どんなに楽になれただろうと思います。

それともまだ頭固く

「こんなの周りを気にする日本人に無理」って

思ったかな?(笑)

私はアドラーのこの考え方をしって

とても楽になりましたよ。

いい人になる必要なんてないんですね。

私いいひと辞めたんです。

 

 

このことを伝えたかったのは、

犬と暮らしている方々に考えて欲しいのです。

 

愛犬に対してこんなこと思ってないですか?

 

・誰から触られても喜ぶわんこでいてほしい

・どんな犬とも挨拶ちゃんとしてほしい

・散歩中は決して吠えないでほしい

・みんなの前でたくさん芸をみせたい

・ノーリードでうちのわんこすごいでしょ?

・嫌がるけど洋服みんな着てるから着せたい

・おりこうでいてほしい

・犬は嫌がっているけど、お散歩仲間といたい

・犬の喜ばないドッグカフェ

 

これらは「いい飼い主にみられたい」とか

「しつけもできない

ダメ飼い主にみられたくない」とか

「うちのわんこが優秀だと思われたい」とか

「うちのわんこがかわいいって思われたい」

という「思われたい」

「思われたくない」という

気持ちからきています。

 

あなたのわんこが犠牲になってしまいます。

 

あなたの承認欲求手放してみてはどうでしょう?

 

 

 

 

 

 

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