今なら言える、「ひとりっこ」何が悪い!

今なら言える「ひとりっこ」何が悪い!

 

 

私の子どもはいわゆる「ひとりっこ」です。

出生率も下がってるし、今はどうなのか分かりませんが

まあ、当時はよく言われました。

「ひとりっこだから食べるの遅いのよ。」

「ひとりっこなのに人見知りしないのね」

「ひとりっこだけど活発ね」

「ひとりっこだから競争ないからそうなるのよ」……

その言葉にいつもちくしょー!と思ってました。

 

本人の性格なんて関係なく

「ひとりっこ」というイメージで

「だからそうなるの」

「なのにちがうのね」

って。結局、なんとでも言えるやないかい!

まだ兄弟姉妹がいて当然という風潮が残っている

時代だったと思います。特に古い考えの人は。

ひとりっこはとにかく「かわいそう」

ともすれば「甘やかせれて育っている」

そういう代名詞で私はそう言われるのがイヤでした。

 

だから、その言葉を言われたくなくて

(結局言われるのですが)

厳しい母親をやっておりました。

 

それって子どもに厳しく言ってるようで

実は周りに「私ちゃんと叱ってますから、

厳しくやってますから、言わないでください」

って周りにアピールしていたのかもしれないと

最近思うようになりました。

 

 

 

そのことに氣付いたのはメンタルドッグコーチの

養成講座の中でのことです。

 

犬が散歩中に吠えて困るというお悩みがあります。

この人は何に困っているのでしょうか?

 

吠える音?

外で犬が吠えてそんなに文句が

でるようなこともなさそうです。

散歩中ずっと吠えまくっていたら別ですが。

では吠えられた人?

飼い主さんが「すみません」のひとこと

があればそれで終わることが多いのでは。

もし、吠えられた人が許さなくても

そこは「課題の分離」で。

むしろ考え事してる人だと氣付かないかも!

 

では何に困ってるのでしょうか?

なりきって想像してみましょう。

私の犬が他の犬をみつけてワンワン吠えている。

吠えられた犬の飼い主さんは

にっこり笑って通り過ぎていく。

私は困っている?

私が困っている。……

つまり吠えるのを辞めさせられない自分が困る

それはなぜ?

犬を吠えるのを辞めさせることもできない

しつけもできない飼い主と思われることに困っている。

 

そういうこと多いと思いません?

犬が吠えていることではなくて

自分がダメな飼い主さんと思われたくないって

その人は困っているんだと思うんです。

 

私の話に戻ります。

私の場合も

「ひとりっこで甘やかせているダメな母親」

という風に思われたくなくて、子どもを

叱っていたこともあったと氣付きました。

他の誰かからこう思われたくない!という

他人からの目を気にしてたのですね。

反省しました。ごめんよ、わが子。

 

その飼い主さん、本当にしつけもできてない

ダメな飼い主でしょうか?

そもそも犬は吠える動物です。

お散歩中吠えてるとしたら、怖いとかイヤとか

興奮して、犬同士のあいさつ

みたいなこともあるでしょうか。

 

できたらそういう思いをさせないように

道を変えるとか、ハッピーターンするとか

おやつで気を紛らわすとか

そうやって犬が楽しく散歩できるように

してあげれば犬の気持ちに寄り添える

素敵な飼い主さんだと思います。

他人がどう思うかなんて関係ナイナイ!

犬から見ていい飼い主でありたいですね。

 

 

 

いい流れで次回は

「他者にこう思われたい」の

気持ちについて探ってみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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